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新7つの活動指針

第一測工株式会社の社員である私たちは、会社理念「社員幸福の追求と快適な国土づくりへの貢献」の実現のために勇往邁進します。その実現に向けて、日々の行動基準となる価値観を共有するために、社員全員参加で活動指針を考えました。社員一人ひとりに最も大切だと思う項目を3つずつ選んでいただき、その理由も書いていただいて、社長が全体を7つにまとめました。


「働きたくても働けない人が世間や世界に大勢いる中、私たちは、働ける幸運に感謝します。理念にある社員の幸福は、家族の幸福も含みます。自分があるのは家族のおかげです。帰宅後は家族への感謝を忘れず、リフレッシュして、明日の朝には、また元気よく出勤します」(社員一同)

1 徳を積む生き方、笑顔と謙虚さから始めよう!

「誰かのために何ができるか。素直に人の言葉を受け入れられるか。日常に感謝できるか。自分の人間力を高め、辛いことを乗り越えられる人、仲間を助けてあげられる人になろう。 皆が重要視した徳目は以下のものでした。

徳=感謝、誠実、優しさ、忍耐、素直  不徳=甘え、言い訳、怠慢、愚痴、逃避」

【解説】徳を積み立派な人間になることは、会社生活だけでなく、人生の究極の目標となるべきものです。私たちは何のために生きているのでしょうか。徳を積むことで人間性を高め、人々や世間の役に立つ人間になるためです。そういった理由でこの指針は第一に挙げました。

2 自覚と誇り。自分が会社を牽引する!

「周囲でどんな不都合が起きても、すべてが自分の責任である。何か困難が起きたら、自分が解決して、やりとげるという矜持。起きていることはすべて正しい。現実を否定したり夢想しても仕方がない。いま、ここで、現実から何を学び、どう行動するかが大切です。何が起ころうとも自分が何とかする、自分が必ず皆を成功に導くという心意気で活動しよう。」

【解説】このように自覚と誇りをもって何事にも向かって行きたいと思っています。「私に任せてください!」「私が何とかします!」こんな頼もしい人になりたいです。それで万一、失敗してもいいのです。その心意気が大切ですので。ベテラン社員は会社に良いと思うことはどんどんやってください。事後報告で構いません。そして部下には、どんどん責任を与えましょう。ちょっと怖くても信じてしまって大丈夫です。「お前に任せるよ」「自分で考えてやってごらん」「僕が見ているから心配いらないよ」。この“任せてもらえる”という信頼感こそ、エネルギーになりますし、人を成長させますので。どうせ会社で起こることは全て社長の責任です、心配は要りません。

3 組織力。リスクマネジメント。

「組織の一員である以上個人プレーは許されない。円滑なコミュニケーション、報告・連絡・相談を心がけ、常に情報共有し職場の雰囲気を活性化させよう。普段から観察力、気づき力、直観力、本質を見抜く力を養い発揮して、周到な準備により事前にリスク回避。」

【解説】やはりチームワークは大切です。組織である以上、チームで仕事をしなければなりません。上手なコミュニケーションができれば、会社は何の問題も起こりませんし、業績も上がります。一番よくないのは自分だけで抱えてしまうことです。何でも相談しながら進めなければなりません。困ったことであれば社長専用ホットライン(社長のスマホ)も常につながっていますよね。それと組織で必要なことは、思いやり、気づきです。思いやりは言うまでもないでしょうが、“気づき”というのがポイントです。気づかなければ何もできないからです。

 仕事や人間関係には、常にリスクが付きまとうものですが、それを事前に回避するには、本質を見抜く力も必要になります。では、どうすれば本質を見抜く力が養えるのでしょうか。物事の見方には3通りあります。物事を①目先にとらわれず長期的に見る、②一面だけでなく多面的に、できれば全面的に見る、③物事の枝葉末節にとらわれず根本的に考える。そして、本質を見抜くためにはつぎの4つの習慣も効果的です。①いろいろなことに興味を持つ、②複数のシナリオを考える癖をつける(このまま行けば問題ない、しかしこうなった場合はこうしなければならない、反対にああなった場合はこうすれば対処できる、結果的にどうなってもここを押さえておけば大丈夫だ…)、③深く考える癖をつける、④主観や先入観にとらわれない。本質を見抜く力は、管理者の必須能力ともいえます。

4 1日8時間、真剣勝負!

「創意工夫による業務効率アップ。取捨選択による費用対効果の追求。無駄の徹底排除。私たちは1日のほとんどの時間を会社で過ごす。ただ8時間を過ごすのか、充実した8時間を過ごすのか、それにより1年後には能力に大差がつく。あなたはバイトなのか、ビジネスマンなのか、どちらだ。」

【解説】1日8時間を上手に使えるかどうか、これが勝負の分かれ目です。工夫して効率よく有意義に使うか、何となく過ごしてしまうか、この差は大きいです。これが1年間続くわけです。年間を通じて全員が8時間をどう過ごすかで全てが決まるでしょう。私はメリハリを重視しています。やる時はやる、遊ぶときは遊ぶ。それと無駄が大嫌いです。無駄な規則、無駄な会議、無駄な手順、無駄な経費、無駄な時間…。誤解しないで頂きたいのですが、8時間全力疾走しろというのではありません。有意義に使って欲しいのです。集中できなければ30分昼寝をしてもいいですし、散歩してきてもいいでしょう。やり方を変えたり、見方を変えれば違う時間の過ごし方もあるでしょう。一日の半分の時間を会社で過ごすわけですから、上手に時間を使いたいものです。それと、“無理”も嫌いです。無理して良いことなど一つもありません。私が望むのは、やりがいのある充実した毎日を過ごしながら、末永く一緒に働いてもらいただけです。

5 1hourレスポンス!徹底して顧客満足を追求。

「本気で顧客満足に挑戦してみよう。メールや電話などでの問い合わせ等は、1時間以内に返答する。1時間以内に解決できない内容の場合は、○○までに回答する旨の連絡をする。顧客は、いくら良い技術を持っていても、レスポンスの良い相手でないと仕事をしない。」

【解説】顧客満足を追求する上では欠かせない課題です。ICT(情報通信技術)がここまで進んだ世の中ではレスポンスの早さが大切です。スマホがあれば何でもできる状況で「担当者と連絡が取れない」ということはめったにありません。可能な限りすぐに折り返し連絡をするのは当たり前として、会議や打ち合わせ中でなければ回答の下準備をしても1時間あれば十分に対応できるはずです。電話を取り次ぐ人は、簡単に要件をうかがっておくことも必要です。ちょっと話はそれますが、当社は業務の正確性はもとより、スピードも重視しています。技術者は往々にして100点を目指しがちです。しかし、90点や80点で十分な場合もあり、「期限までに許容範囲のクオリティで全体を完成させること」でいいわけです。

6 貪欲であれ!継続的スキルアップ、プロへの道

「習慣化する資格取得への挑戦。自己のスキルアップのために、貪欲に知識技能を吸収しよう。日々努力し自分の仕事のプロフェッショナルになるのだ。引退するときに過去を振り返って、あなたは一生かけてどんな仕事をしたと思えるのだろう。」

【解説】向上心といいますか、現状に満足しないでもっともっと自分を磨いていく、モチベーションを高くもって長く続けていくのがプロの道だと思います。技術者であれば資格取得がよい指標になるでしょう。そして顧客に名指しで頼られるようになりたいです。当社の総務部は、経理でも社会労務でも全部自分で手続きをします。企画営業部はプライドを持って心身をすり減らしながら実力を上げていきます。社長が一番何をやっているかわからないと思うのですが(^^; 会社では皆それぞれの役割がありまして、それぞれの場で皆が主役を演じているわけです。社長は、突然どこかで何かが起き、主役が降板してもその代わりができる準備を常にしています。必要な事なのに誰もやらない(できない)ことは社長がやります。会社がどこに向かって、どうやって進んでいけばいいのか、潮の流れを見ていたりもします。とにかく「よくわからないことをあれこれとやっている」ということにしておいてください。

7 新しいことへの挑戦、フロンティア精神!

「これまでの経験と実績を信じ、勇気をもって新しいことに挑戦しよう。マンネリ化は精神を腐らす。新しい手法、新しい技術、新しい分野、何でもいいから試してみよう。失敗を恐れることはない、その次に成功すればいい。何も提案しない、言われたことしかやらない人は、自分のことしか考えない人間である。」

【解説】公共事業では、あまり突飛なことをするわけにはいかないのですが、それでも現状の枠に収まっていればよいというわけではありません。一つの案として、私は密かに、社員が自分たちで会社を経営してみるのはどうだろう、という構想をもっています。もちろん権限に限度はあるし条件は付けるとしても色々な部分で改善されていくはずです。何よりも楽しそうです。私は旅行会社時代に恩師(当時の社長)から、「小堀くん、上手くいかなかったら止めればいいだけです」と何でもやらせていただく機会と勇気を与えていただいた経験があります。ホテル時代、旅行会社時代は今の私のベースになっていまして、その経験からの発想です。なんとか社員のみなさんに楽しく充実した仕事をしてもらいたいのです。


新7つの活動指針ポスター